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The Art Islands in Tokyo伊豆大島・新島で開催

The Plan for Art Exhibitions in Islands of Tokyo. 太平洋に浮かぶ緑多き島々。その島をアートの航路で結ぶのだ。首都東京の摩天楼に挟まれた水路を進むその船は、都市と島々と人々をアートで繋ぐ。

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今波浮港でやることの意義

2012波浮港国際現代美術展 9月1日~16日まで 旧波浮小学校・甚の丸・一番地(港周辺)会場にて

 美術展実行委員長 高田芳樹 の波浮港で行われる美術展の開会のあいさつです
 
【私は大島元町で生を受けました。育ちは、東京の練馬です。大火前までは、夏休みごと大島で海遊びに興じていました。大火後も、新しくなった元町の家屋の2階から三原を描いたこともありましたが、その後は離島ブームの終焉と歩調が合うように島に来ることは少なくなりました。

そして、漠然と考えていた島での展覧会を具体的に動き出したのは2009年、波浮にアトリエを構えた坂口啓子氏との雑談の中からでした。波浮には、元町の街中で大火後失った雰囲気が残っています。
その中に現代美術を置くことで生まれうるであろう、なにものかを期待したものでした。

しかし、数人のアーチストに声をかけたときの反応は次のようなものでした。
「誰が見に来るの?」「目的は?」「現代アートは受け入れられるの?」「展覧会の発信は?」「海外作家、呼べるの?」「シンポジューム?」「経費は?」と、どちらかと言えば否定的な意見です。
それでも、2010年夏より本格的に大島町へ働きかけ、2011年3月になり後援許可をいただきました。
その後、4月5月6月と声をかけた作家たちが現場を見に来島しました。

その結果、私たちが声を掛けた作家全員が参加の意向を示したのです。これは、一つの発見でした。
つまり、作家たちにとって「島には素晴らしい魅力がある。」ということなのです。
作家の感性、感覚は、パソコンで情報を得た海外作家にも「魅力ある地」として、映ったようで、遠くヨーロッパからも参加することになりました。

昨年私たちは、甚の丸邸に作品を置かせてもらいました。
なぜ、そこに作品を置くかといえば、文化財であっても、建造物は、本来「入れ物」であるということ。その機能を生かしたときに建物は建物としての本来の輝きを取り戻すと思うからです。
さらに、置かれた作品も、時を超えた建物と協力するかのように互いに高めあうと思うのです。
見る人が、たとえ「なんで、こんな変なものを展示してるの?」という感想を持ってくれたとしても、それは、それで成功だと思います。
変なものを意識したとき、変なものでない建物を意識することにつながることですから。

今、各国で国宝級の建物の中で、多種にわたる現代アートの発表会を行っています。それだけ建物の魅力を引き出す一つの方法として定着しているということです。もちろん展示は一過性であることが重要です。ある期間だけ展示して、あとは無くしてしまうことは、互いを引き立てる要素なのです。

私は、この地で表現を、「場との関わり合い」をテーマにして作家たちに呼びかけています。
この地から受ける印象を、具体化してほしい。そして、それと同時に「今」を表現してほしいと思っています。

今、各島々は、大都会と一対一で対峙する形になりつつあります。
昔は、島伝いに伝播していった人、物、文化は、交通の高速化等の影響もありダイレクトで大都会と繋がります。いい面も、悪い面もあろうかと思いますが、もしそのことで、永きにわたりその地が育んできた慣習や行事が失われることがあるとすれば、残念なことです。

私たちは、現代アートというジャンルで動いています。ただ、現代アートをひとくくりにしてこういうものだというのは難しいのですが、現代アートに共通するテーマの一つは「今」だと思います。
しかし、「今」は、「今」だけで存在できうるものではありません。過去の繋がりの延長線上に「今」があるからです。
そして、未来へ繋がる「今」があるからです。この、この地、東京の島々には、その過去から繋がる痕跡がいっぱいあります。もっと根源的に人の心を打つ自然があります。

だからこそ、昨年も、今年も各作家たちはこの地で発表をしてみたいと思うのです。
また、その土地と、表現にかかわる提案は、作家の思い込みだけでは成立できうるものではないもので、地元の人と接することでさらに、「今」が見えてくるのです。

今年のテーマに、「海流は世界を巡り、命を育む」「私たちは皆【今】という船に乗っている」という一節を載せさせていただきました。 
第2回目の大島波浮港で行う美術展をご覧いただき、御意見をいただけましたら幸いです。】
                                

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  1. 2012/08/31(金) 14:16:45|
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東京の島々を結ぶアート航路開発委員会が開催する現代美術展をデーターを委員会からいただきつつ作家を迎える現地の目線(ほとんど素人)で紹介

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